MLMで共済を売る(1) [共済・保険]
付き合いのある保険屋さんに話したら、
「そもそも保険の販売ってマルチでしょ」と軽くいなされた(笑)
保険会社→営業マン、セールスレディ→顧客
→代理店→エージェント→顧客(→顧客)
くらいの感じなのかな?
マルチレベルと呼ぶにはちょと貧相なシステムだけど、
まあ紹介・宣伝してくれた人にマージンを払って販売網を構築するのは何でも同じ。
MLM、ネットワークビジネス、ヒューマンリレーションシステム…
先人たちが「ねずみ」の悪いイメージを消すため、
呼び名をを変えて頑張った痕跡が見えますね(笑)
友人知人に誘われて一度は関わったことのある人も多いでしょう。
まるっきりのインチキ商売に騙されてひどい目に遭った人、
アメリカ式のセミナーに連れていかれ、その異様な熱気や
ほんとは苦手なくせにちょと無理して盛り上がってる感にドン引きした人、
壇上で輝く月収1000万の成功ストーリーに憧れ、
自分もああなりたいと夢見て頑張ったけど挫折した人…
おおかた、こんなとこかいね?(笑)
あとネットワーカーと呼ばれる人たちもいる。
新しいものが出るとばばばっと食いつき、一気に組織を拡大して先行者利益をむさぼり、
旬が過ぎたとか壁に当たったと見るや次々と別の商材に乗り換えていく…
まあこれはある意味才能かも知れんね、おいちゃんはあんまり好まんけど。
MLMに向かない商品
MLMってね、掃除機とか高級羽毛布団とか活水装置とか包丁とか二十四時間風呂とか、
およそ何でも扱うワケですよ、例えがちょっとだけ時代錯誤だけど。
でもこのシステムは、耐久消費財には向かんのです。
耐久消費財ってのは耐久力がありますから(当たり前)、いくらイイものであっても、リピートの来るもんじゃないです。腕利きのセールスマンがどんどん新規顧客を見つけてきて売りまくるならいいけど、それはその人の才能・スキルであって、みんなができることじゃない。少なくともおいちゃんには無理┐( ̄∇ ̄;)┌
となると、売った人に対する一件あたりのマージンをかなり高く設定しないと、ビジネスとして成立しないワケです。だって、売れ続けないと継続的な収入にならんでしょ?
30万の掃除機を親戚のおばちゃんが買ってくれて、直接紹介なのでコミッションは50%(適当です)15万貰えました。嬉しい♪
そのおばちゃんはお金持ちだから友達にも裕福な人が多くて、どうやらその掃除機は吸引力が落ちないってんで(どっかで聞いた)友達3人が買いました。
するとおばちゃんには15万×3で45万、おいちゃんには二段目に当たるそのおばちゃんが売ったことで一件10%、3万×3の9万が貰えました。おいちゃん何にもしとらんのに、きゃーラッキー♪
おばちゃんから買った友達の一人にネットビジネスで大成功している甥っ子がいて、超高級マンションの2部屋を壁ぶっこ抜いて50畳のリビングにしちゃってるものだから、その吸引力の落ちない掃除機がどうしても欲しいらしい。30万?なんだ安いじゃん、きっと一緒にビジネスやってる友達も欲しがるし、 今付き合ってる彼女の部屋の分もいるかな、三つ買うわ、はい90万。
おいちゃんとこには三段目のコミッション5%、4万5千円がもらえました。
二人目、三人目のおばちゃんにも同じことが起こって、計13万5千円。
おばちゃん一人紹介しただけなのに、15万、9万、13万5千の 計37万5千円!
んまあ何てことでしょ♪
さらにその甥っ子の吸引大好きな彼女、浮気相手の爺が豪邸に…あ、もういいですか。
でも、おいちゃんそんなに知り合いいっぱいおらんし、何とかしなきゃともういっぺんおばちゃんとこ行ったけど掃除機壊れる気配もないし、結局それでおしまい。最初にボンと入った時に調子こいてキャバクラで豪遊した分でアシ出ちゃいました。
…てな感じになります。(フィクションですよ念のため)
ところでこの掃除機、原価ナンボよ┐( ̄∇ ̄;)┌?
テレビ広告打ったほうが値段安くできるんでないの?
実際、数年前にMLMでウン十万円で売られていたのと同じ商品が、ふと見た深夜のテレビショッピングでニーキュッパで出てましたなんてのも良くある話です。
結論。MLMに耐久消費財はなじまない。
リピートのある商品であることが必須!
タイトルに「共済を売る」って先に書いたのに、話逸れちゃった。
(2)に続く…ことにしとこ。
次回はおいちゃんが実際にやっていたダイエット食品の話でもしよか。
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